2000年から釧網本線で運行を開始したSL冬の湿原号。牽引機は現在C11171号機のみとなりました。毎年1月の後半から2月にかけて週末を中心に運行しています。タンチョウヅルやエゾシカに遭遇することもしばしあり車窓からの眺めも格別です。車内には冬ならではのストーブも設置されていてSLの旅を一層楽しませてくれます。このSL冬の湿原に乗車してきましたので予約方法・運賃・料金・運転日・時刻表・停車駅・座席表・オススメ座席・車内の様子・見どころなどをご紹介いたします。
運転日
SL冬の湿原号は土曜日・日曜日・祝日を中心運転しています。詳しくは下記カレンダーを参照してください。運転日についてはJR北海道のホームページや市販の時刻表を再度ご確認下さい。2024年の運転日が決まり次第更新いたします。
時刻表・停車駅
SL冬の湿原号の停車駅と時刻を掲載しています。詳しくは下記の表を参照してください。運転時刻・停車駅はJR北海道のホームページや市販の時刻表等で再度確認下さい。
発売開始日・予約方法・空席照会
乗車日の1か月前の10時から全国のみどりの窓口 主な旅行会社 インターネット(JR東日本えきねっと)で予約可能です。インターネットで空席照会も可能です。シートマップは表示されないので席番を指定しての予約の場合は窓口で予約が必要です。【えきねっと】での予約はこちらからJRで行く国内ツアー|えきねっと びゅう国内ツアー上の緑のバー一番左【きっぷ予約・変更】からお進みください。
SL冬の湿原号に乗れるツアー
ここでは観光列車SL冬の湿原号に乗れる旅行会社のツアーをご紹介します。鉄道の旅特集のページからご希望のツアーをお探しください。
![]() 近畿日本ツーリストでは列車に乗ること自体が、旅の目的になる観光列車や寝台列車のツアーを数多く設定しています。 |
![]() 流れる景色から眺める日本の山、海、里・・・・魅力あふれる鉄道の旅へ。観光列車やイベント列車、ローカル線の列車の旅まで多くのツアーを設定しています。 |
![]() JAKPAKではSL冬の湿原号が楽しめるツアーをご紹介しています。 |
車両編成
車両は14系客車に旧型の44系客車1両を含めた5両編成で運転しています。編成表は下記の通りです。
車内へご案内
ここでは車内の座席等をご紹介します。※2022年より客車のリニューアルが始まりました。2022年は1号車と5号車がリニューアルして運行されます。ここに紹介する写真はリニューアル前の写真になります。
1号車及び3号車~5号車(14系)
1号車及び3号車~5号車で使用されている車両は元々は国鉄時代に臨時特急用の車両として活躍していました。ここでは14系客車の車内をご紹介します。まずは外観とサボ(行先表示板)をご紹介します。
下の写真は全景です。
左の写真がシートですべて4名用のBOXシートに変更されています。テーブルも設置されています。前の方とも膝はあたりませんね。ゆっくり座ることが出来ます。右の写真が各号車に設置されているダルマストーブです。
2号車
この車両は元は旧型客車のスハフ44を30年程前に小樽ー倶知安間で復活を遂げたC62ニセコ号運転の際に改造された車両で現在は再改造されて使用されています。
左がBOX座席 右がダルマストーブ
カフェコーナーの様子です。下り列車(標茶⇒釧路)は塘路駅を過ぎると販売は終了となるのでご注意下さい。
座席表
SL冬の湿原号の座席表をご紹介します。予約の際のご参考になれば
アクセス
SL冬の湿原号の始発駅はひがし北海道の玄関口 釧路駅です。札幌から「スーパーおおぞら」で所要時間は4時間ほどです。ここでは札幌までのJRセットプランをご紹介します。
JRセットプラン
SL冬の湿原号オススメポイント1 車内で
車内ではネイチャーガイドさんが乗車して沿線の案内をして頂けます。
又、車内の写真でもご紹介しましたが各号車にはダルマストーブが設置されていて皆さん車内で購入したスルメイカ等を焼いて味わっていましたね。因みにダルマストーブと言えば津軽鉄道さんでもこの時期にストーブ列車を運転しています。以前に乗車した際の記事もご覧ください。
冬の風物詩「ストーブ列車」
真冬の風物詩となった津軽鉄道のストーブ列車。かつては住民の足として活躍していた客車も時代の流れと共に気動車へと変わり現在は観光列車の位置づけで活躍しています。2017年1月に大人の休日俱楽部で乗車して来ましので約方法・運賃・料金・運転日・時刻表・停車駅・オススメ座席・車内の様子・・続きを読む
SL冬の湿原号オススメポイント2 車窓から
釧路湿原の雄大な景色をお楽しみください。又細岡~茅沼間ではエゾシカもしばしば見ることが出来ます。左の写真は釧路川と奥には雌阿寒岳や雄阿寒岳が望めます。右の写真は見えづらいですが遠目にエゾシカが見えています。
SL冬の湿原号オススメポイント3 タンチョウヅルの駅 茅沼駅
SL冬の湿原号の終着駅の1つ手前の茅沼駅にはタンチョウヅルが良く飛来してきます。左の写真はキハ54とタンチョウヅルです。右の写真はホームからタンチョウヅルを撮影しました。
昔まだ有人駅だった頃にその当時の駅長さんが餌付けをして以来タンチョウヅルが飛来してくるようになったようです。最近ではタンチョウヅルも人間に慣れたのか地元では道路を渡り羽を広げて車を威嚇するシーンもあるようです。
今回は前日に網走に宿泊 下り(標茶⇒釧路)に乗車したため上りのSL冬の湿原号を茅沼駅近くで撮影しました。場所は茅沼駅から釧路方面に400mほど進んだ踏切です。
SL冬の湿原号オススメポイント4 標茶駅で
標茶駅では入れ替え作業を見学する事ができます。12時35分に1番線に到着したSL冬の湿原号は12時45分頃にバックでホームを後にします。その後、2番線に入ります。下りの釧路行きが2番線からの発車の為です。
2番線到着後にSLは切り離され給水を行います。給水を行ったC11は釧路側に移動します。移動開始は13時35分頃です。
標茶駅には転車台(ターンテーブル)がない為、C11は方向転換が出来ません。下りの釧路行きはバック運転で走行します。
SL冬の湿原号オススメポイント5 塘路駅で
下り(標茶⇒釧路)だけですが塘路駅で10分ほど停車するのでSLを撮影する事が出来ます。
乗車特典
乗車すると記念乗車証が配布されます。往路と復路ではデザインが異なります
また2号車には記念スタンプと記念撮影用のボードも用意されています。
運賃・料金
SL冬の湿原号 全区間 全車指定席
乗車券の他に指定席料金が必要です。
例:釧路ー標茶
乗車券:大人1,290円 子供640円
指定席料金:大人840円 子供420円
オススメ座席
釧路湿原側を取るなら1~4号車は奇数のAD席 5号車は偶数のAD席がいいでしょう。特に2号車は旧型客車なので雰囲気は格別です。
足を延ばして
SL冬の湿原号が走るJR北海道の釧網本線の沿線には摩周湖や屈斜路湖、美幌峠等の風光明媚な所が多く点在しています。始発駅の釧路からはバスで阿寒湖に行くことも出来ます。又世界遺産に登録された知床へも行くことが出来ます。またSL冬の湿原号が走る時期は流氷も見ることができます。
オススメ宿泊地
SL冬の湿原号が走る沿線の宿泊地を纒てしました。詳しくは下記を参照してください。
オススメ宿泊地
JTBのオススメ宿はこちらから 釧路・阿寒・摩周・根室/
知床・網走・北見・紋別
近畿日本ツーリストのオススメ宿はこちらから 釧路・根室/
網走・知床
じゃらんのオススメ宿はこちらから 釧路・阿寒・根室・川湯・屈斜路/
網走・北見・知床
一休.comのオススメ宿はこちらから 釧路・阿寒・サロマ・知床・網走